キスするくせに、彼氏じゃない。
保健室の先生に熱を測ってもらうと、三十七度六分あった。

 

「少し休んで、上がるようならお家の人に連絡しましょう」

 

私はうなずいた。

 

一ノ瀬先輩は入口で立ち止まっていた。

先生が記録用紙を出すのを待ってから、私を見る。

 

「じゃあ、休んでね」

「はい。ありがとうございました」

 

頭を下げると、少しだけ頭痛が響いた。

 

先輩はそれに気づいたらしく、眉を寄せる。

 

「もうお礼いいから。寝て」
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