【続】好きだよっ、先生!
目的地の駐車場に着いてエンジンを消した先生。
私もシートベルトを外した。
「そういえば、いつまで先生って呼ぶんだ?」
「だって先生は先生だもん~!」
そうです、いまだに私は先生呼びなのですが
名前で呼ぶのが正直恥ずかしい~…。
「じゃあ俺も神崎に戻すかー」
「え!それはいやっ!……何て呼べばいい?」
「何でもいいよ。呼びやすいので…先生以外な?」
ぬうう…
先生以外だとしたら、ふーくんは萌ちゃんと被るから嫌だし。
シンプルに冬希?いや呼び捨てはレベルが高すぎる。
じゃあ、冬希くんかなぁ。
もはやフッキーなんてどう?…いややめておこう。
「……ふ、ふ、ふゆ……やっぱ無理!先生がいい~!」
「だめ。いいから一回呼んでみ」
助手席にいる私に体ごと近づいて、口角をあげながらにやりと笑っていて。
…んん、その顔なんかずるいっ!
「……ふ、冬希、くん?」
「ははっ、なんか変な感じだな。ありがとう祐奈」
「な、なんか照れる!やっぱ先生がいい~っ!」
「はいはい、もう何でもいいよ」
ちょっと意地悪してくる癖に、結局最後は甘やかしてくれるんだよね。
にやりと微笑みながら、車を降りてお店の中に入った。