お隣さんの距離感がバグってます!
「……なぁ、鈴音」


「ん、なに?」


「昨日さ、生徒会室で、刹那さんたちに何話したんだ?」


「えっ!? あ、いや……ただ席替えで空が隣になったって言っただけだよ?」


「やっぱりか……。昨日の夜、帰り道に突然、黒曜の単車に囲まれてさ。『次、鈴音に指一本でも触れたら……わかってるな?』って颯太さんにめちゃくちゃ低い声で脅されたんだけど」


「うわあああ、やっぱり何かあったんだ……! ごめん、空!」


「いや、いいけど……。でも、俺、引く気ねぇから」


空は傘を持つ手に少し力を込め、まっすぐに前を向いたまま言った


「どんだけ黒曜が怖くても、お前の隣を譲るつもりはねぇよ」


空のその言葉に、胸の奥がキュンと跳ねた、その時
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