お隣さんの距離感がバグってます!
「いい度胸じゃん、神谷。だけど、今日はレイさんから『鈴音ちゃんを風邪ひかせたら承知しない』って厳命されてるからな。……おい、2人ともさっさと単車の後ろに乗れ。家まで送る」


結局、私たちは颯太さんとお兄ちゃんの単車の後ろにそれぞれ乗せられ、ものすごい緊張感のまま家まで送り届けられた


濡れた制服を着替えて、ひと息ついたのは1時間後


お兄ちゃんは「少し黒曜の用事で出てくる。空の奴が来ても絶対に家に入れるなよ」と言い残して、再び夜の街へと消えていった


だけど、お兄ちゃんが家を出てすぐ


トントン、と私の部屋の窓が叩かれた


窓を開けると、髪をタオルで拭きながら、少しバツの悪そうな顔をした空が立っていた


「……よ。あの後、風邪ひいてねぇか?」


「空! うん、私は大丈夫。空のほうこそ、お兄ちゃんたちに何かされなかった?」


「単車の後ろで、ずっと刹那さんに『次はない』って呪文みたいに脅されただけ。……それよりさ、明日の小テストの範囲、全然わかんなくて。お兄さん、まだ帰ってこないだろ? ……そっち行っていい?」


いつもなら普通の幼馴染として行き来していたおうち
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