お隣さんの距離感がバグってます!
だけど、お互いに気持ちを意識してしまってからは、初めての『2人きりの密室』


「……うん、いいよ」


ベランダからひょいっと私の部屋に飛び越えてきた空は、部屋に入った瞬間、どことなくソワソワしていた


ベッドの前のローテーブルに教科書を広げて並んで座る


15センチの隣の席よりも、相合い傘よりも、静かな部屋の中での距離は近く感じられた


「ここ、こうやって解くんだよ」


「あ、あぁ……。なるほど」


教えている最中、ふと空の顔がすぐ近くにあることに気づく


濡れた髪から、いつもより少し強く香るシャンプーの匂い


空もノートを見つめたまま、耳の裏まで真っ赤になっている
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