お隣さんの距離感がバグってます!
「鈴音、お前さ……昔の約束、覚えてる?」


「昔の約束……?」


首を傾げる私に、空は呆れたようにため息をついた


「やっぱり忘れてんじゃん。小学校の卒園式の前日、この部屋で2人で喋ってたときだよ。お前が『大きくなっても、ずっと空の隣にいる』って言ったんだ。俺が『じゃあ、大人になったら結婚な』って言ったら、お前『うん!』って思いっきり返事しただろ」


「えっ……!?」


記憶の奥底から、ちっちゃい頃の淡い記憶がフラッシュバックする。


確かに言った気がする


あの頃は何も知らなくて、ただ空と一緒にいるのが当たり前で、純粋な気持ちで大好きな空と約束した


「あれは、子供のころの、その……おままごとみたいなものでしょ?」


「俺は、おままごとのつもりなんて、ひとつもなかったけどな」


空の声が、急に低く真面目なトーンに変わった
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