お隣さんの距離感がバグってます!
「ひっ……! 刹那さん帰ってきた!?」


空の顔が、一瞬で真っ青になる。見つかったら今度こそ夜の街の集会所に直行だ


「空、早く窓から逃げて!!」


「お、おう! また明日、学校でな!」


空は慌ててベランダへ飛び出し、自分の部屋の窓へと飛び移った


私がバタバタとカーテンを閉めた瞬間、お兄ちゃんが部屋のドアを開ける


「鈴音、どうかしたか? 少し物音がしたようだが」


「な、何でもないよ! 勉強してたらペン落としちゃって!」


メガネの奥の目を光らせて部屋を見渡すお兄ちゃんをなんとか誤魔化しながら、私はベッドに倒れ込んだ


空の真剣な告白と、昔の約束


胸のドキドキが治まらないまま、私たちの距離感は、過去と現在が混ざり合ってさらにバグり散らかしていくのだった



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