お隣さんの距離感がバグってます!
「おやおや、こんなところで迷子ですか? 可愛いお嬢さん」


背後から、ひどく耳障りで、だけど聞き覚えのある低い声がした


振り返ると、そこには黒い特攻服をだらしなく着崩した、目つきの悪い男たちが3人、私を囲むように立っていた


胸元に刺繍された文字は『神代』


黒曜が今、最も警戒している敵対勢力の末端のヤンキーたちだった


「1人ならさ、俺たちと面白いところ行こうよ。なぁ?」


男の1人が、私の肩に馴れ馴れしく手を伸ばしてくる


……面倒くさいな


最近の神代の巡回ルートから外れているはず


末端の独断の夜遊び、か


私の頭の中の『天才参謀』の回路が、一瞬で冷徹に作動する


ここで私がこいつらの関節を外して神社の裏に転がしておくのは簡単だ
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