お隣さんの距離感がバグってます!
その日の放課後


生徒会室の重いドアを開けると、そこには澪さん、颯太さん、そしてお兄ちゃんの刹那が揃っていた


「あら、鈴音ちゃん。顔色が悪いですね。神代の残党の件なら、もう完全に片付きましたよ。心配いりません」


澪さんが心配そうに私の顔を覗き込み、細い指先で私の頬に優しく触れる


「鈴音ちゃん、なんか元気ないじゃん。空に何か言われた? 俺がまた単車でとっちめてこようか?」


颯太さんが私の前にしゃがみ込み、大型犬のようにベッタリとくっつきながら私の手を握りしめる


「颯太、鈴音の手を気安く握るな。……鈴音、空のことはもう忘れろ」


お兄ちゃんがすかさず私を自分の背中に引き寄せ、メガネをクイッと上げながらタメ口で優しく言った


「あいつはお前が『黒曜の参謀』だと知って、ビビって逃げ出したんだ。そんな器の小さい男、一之瀬の家にも、黒曜にも必要ない。お前には、俺やレイさん、颯太たちがついているだろ。お前は何も心配せず、ただ俺たちの中心で守られていればいいんだ」


お兄ちゃんたちの言葉は、どこまでも気高く、宝物を扱うように優しい


私が天才参謀として冷徹に黒曜を操っていようとも、彼らは私を『守るべき大切な妹』として扱い続けてくれる


でも、違うの
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