お隣さんの距離感がバグってます!
私が求めているのは、黒曜の絶対的なビルの頂上じゃない


お兄ちゃんの後ろの安全な場所でもない。


どんなに不器用でも、どんなに危なっかしくても、私の手を引いて「俺が一生かけて守ってやる」って、真っ直ぐに私の目を見て怒ってくれた、あの空の隣なんだ


特別じゃなくていい、ただの幼馴染のままでいいなんて、嘘だ


私は、空の特別になりたかった


生徒会室の窓から、夕暮れの校庭を見下ろす


サッカー部の居残りで、泥だらけになりながらがむしゃらにボールを追いかけている空の姿が、夕日に滲んで小さく見えた


一度外れてしまった『幼馴染のフィルター』は、二度と元には戻らない


切なすぎる沈黙の中で、私たちの距離感は、お互いの存在を見失うほど深く、重くバグり散らかしていくのだった。







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