お隣さんの距離感がバグってます!
登校する前に、私たちはある大切なイベントのために、少しだけ早く学校の体育館へと向かった
今日は、兄・刹那たちの卒業式だった
式が終わり、賑わう校門の前
第一ボタンまでキッチリ閉めた黒い特攻服を着たお兄ちゃん、そしてその隣には、圧倒的なオーラを放つ総長の澪さんと、副総長の颯太さんが並んで立っていた
彼らが動くだけで、周囲のヤンキーや生徒たちが一斉に道をあける
「あら、鈴音ちゃん。高校3年生ですね。これからも頑張ってくださいね」
澪さんが私の手を優しく包み込み、気高く、だけど心底愛おしそうに微笑んでくれる
「鈴音ちゃん、卒業しても俺のこと忘れないでねー!」
颯太さんが泣きそうな顔でベッタリとくっついてこようとするのを、お兄ちゃんがすかさず割り込んでブロックした
「颯太、鈴音に近づくなと言っている。……鈴音、学校が離れて会える時間が減るかもだけど、元気にしろよ」
お兄ちゃんはメガネをクイッと上げると、私にだけ向ける優しいタメ口で私の頭を優しく撫でた
そして、私の後ろに立っていた空を、メガネの奥の据わった目でギロリと睨みつける
今日は、兄・刹那たちの卒業式だった
式が終わり、賑わう校門の前
第一ボタンまでキッチリ閉めた黒い特攻服を着たお兄ちゃん、そしてその隣には、圧倒的なオーラを放つ総長の澪さんと、副総長の颯太さんが並んで立っていた
彼らが動くだけで、周囲のヤンキーや生徒たちが一斉に道をあける
「あら、鈴音ちゃん。高校3年生ですね。これからも頑張ってくださいね」
澪さんが私の手を優しく包み込み、気高く、だけど心底愛おしそうに微笑んでくれる
「鈴音ちゃん、卒業しても俺のこと忘れないでねー!」
颯太さんが泣きそうな顔でベッタリとくっついてこようとするのを、お兄ちゃんがすかさず割り込んでブロックした
「颯太、鈴音に近づくなと言っている。……鈴音、学校が離れて会える時間が減るかもだけど、元気にしろよ」
お兄ちゃんはメガネをクイッと上げると、私にだけ向ける優しいタメ口で私の頭を優しく撫でた
そして、私の後ろに立っていた空を、メガネの奥の据わった目でギロリと睨みつける