クリスマス*ガーデン

 この吹雪の中、探すわけない、か……。


 あの時、この青年が通らなかったら、私は…――


「……」

「……あ、あのっ! 名前、教えてくれませんか?」


 私の重い思考を打ち消すように、青年の声がした。

 顔を上げると、不器用に心配そうな真っ直ぐな瞳があった。


「いいわよ?」



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