『春・夏・秋・冬~新たな道へ』
そんな俺を嫌な顔一つせず明るく気遣い、ごくたまに雪と秋の話も交えて支え続けてくれた春。
うっすらと春の気持ちに気付いてはいたものの優しく出来なかった俺に、沈んだ顔すら見せなかった。
そうやって時が経つうち俺は自然と春の笑顔を目で追い、次第に自ら求めるようになっていた。
それにやっと気付いたのは、春から秋と雪の入籍を聞く少し前。
そして今日3年ぶりに秋を見てその気持ちに何の曇りもない事を確信した俺は、乾杯しようとはしゃぐ雪の声を静かに遮った。
「ちょっとごめん。春に話があるから皆も一緒に聞いてくれ」
一斉に俺に視線が集まり、突然の事に不安を隠せない春を真っ直ぐに見つめ返す。
「俺さ、次の仕事が成功したらちょっとだけ昇進するんだ。今よりは落ち着いた生活になって、お前に心配かける事も少しは減ると思う。そしたら俺と、結婚してくれないか?」
予期せぬ言葉に見開いた春の瞳がみるみる赤く潤んでいく。
「俺春が好きなんだ。いつの間にか春しか見てない自分がいた。これからはどんな時も一緒にいて俺が春を支えたい。今までずっと笑顔しか見てこなかったけど、お前の泣き顔や怒った顔も見てみたい。…俺じゃ、嫌か?」
うっすらと春の気持ちに気付いてはいたものの優しく出来なかった俺に、沈んだ顔すら見せなかった。
そうやって時が経つうち俺は自然と春の笑顔を目で追い、次第に自ら求めるようになっていた。
それにやっと気付いたのは、春から秋と雪の入籍を聞く少し前。
そして今日3年ぶりに秋を見てその気持ちに何の曇りもない事を確信した俺は、乾杯しようとはしゃぐ雪の声を静かに遮った。
「ちょっとごめん。春に話があるから皆も一緒に聞いてくれ」
一斉に俺に視線が集まり、突然の事に不安を隠せない春を真っ直ぐに見つめ返す。
「俺さ、次の仕事が成功したらちょっとだけ昇進するんだ。今よりは落ち着いた生活になって、お前に心配かける事も少しは減ると思う。そしたら俺と、結婚してくれないか?」
予期せぬ言葉に見開いた春の瞳がみるみる赤く潤んでいく。
「俺春が好きなんだ。いつの間にか春しか見てない自分がいた。これからはどんな時も一緒にいて俺が春を支えたい。今までずっと笑顔しか見てこなかったけど、お前の泣き顔や怒った顔も見てみたい。…俺じゃ、嫌か?」