青い空の下で
私は力の限り抵抗をした。
しかしあまりにも強い力で掴まれたまま,
私は逃れることができず,そのまま尚登さんのkissを受けいれた。

あまりにも情熱的なkissは,そのまま真人のkissが思い出された。

尚登さんは,ハッとして私から離れた。
私は

「馬鹿ね。勢いでそんなことして・・・とても上手なkissだったわ。」

と尚登さんの頬を撫でながら,自分は大丈夫だからと余裕を見せて
立ち去った。

しかしそれは私なりの精一杯の虚栄心だった。
そして彼のkissで真人を思い出した後ろめたさを隠すための言葉だった。

まだ尚登の体温が残る唇に手をやると,すこしほたっている自分に
「子どもじゃあるまいし,キス一つで何ドキドキしてるのよ。」
と小さくつぶやいた。

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