お隣さんの恋愛事情
「ちょちょちょ、待って!!」
「なに?俺じゃ不満?結構ソッチのほうは自信あるんだけど。」
「じゃあいっか☆…じゃなくて!」
そんなくだらないノリツッコミなんてしてるうちにも、ミキ姉の顔が近づいてきてるし。
あぁ~マジどうしよ!
ミキ姉の唇が私の唇にくっつくまで321…
「何やってんだテメー」
目を閉じた時、ボカっとイイ音がして、ミキ姉の体が一気に落ちてきた。
ミキ姉の顔は私の肩に埋もれて、とりあえずキッスは免れたよう。
「お前ら何やってんだよ」
あぁ、私の救世主様、正人様。
このご恩は忘れないわ!
「さすがイケメン!」
「さすがの意味がわからない。」
「ごめんね!私今まで、あんたのこと容姿しか取り柄のない、脳みそスッカラカンのバカだと思ってたよ!」
「…脳みそ取り出してスッカラカンにしてやろうか?」
「ごちゃごちゃ言ってないで早くミキ姉どうにかしてよ!」
「…(クソちびが)」