ハクバの王子
顔ははっきり見えないけど、
前にどこかで会った気がする。



目を凝してよく見ようとしたら、

自分の長い髪が邪魔してしまう。



その一瞬で男の子の姿は消えてしまった。



「あれっ?いなくなっちゃった…」






ヒナコは、自分の胸が高まっているのを感じた。
< 17 / 100 >

この作品をシェア

pagetop