奴のとなり
変なものいーっぱい置いてあるし、
眠たくなるような音楽がかかってるし。
キラキラしちゃうの当たり前じゃん。
うん、ここあたしの溜まり場にしよう。
気づいてみれば、
繋がっていた手はいつの間にか自由になっていて、
あたしは走り回っていた。
3周か、4周すると、
さすがに落ち着いてきて、
あたしはやっと奴の隣に座ることが出来た。
奴はおじさんの前のカウンターに腰掛けていて、
ちゃっかりオレンジジュースを飲んでいる。
奴にオレンジジュース・・・。