有罪モラトリアム
彼「僕の家族は、今は父一人です。母は若くに病気で亡くなりました。」
私「そうなんですか・・・。」
彼「ユキさんは兄弟いらっしゃるんですか?」
家族の事。
両親の職業。
誕生日はいつか。
血液型。
住んでいる住所。
次々に彼のリアルが明らかになっていきます。
でもすごく興味がありました。
ずっと聞きたくても聞けなかったことばかりです。
夢中で話しているうちに、周りの席もどんどん埋まっていって、
ショーが始まりました。
彼「また後でゆっくり聞かせてください。ユキさんのこと。」
私「はい。」
イルカがプールから飛び出して、思いっきり宙を泳ぎました。
私「わぁ!すごい!」
水族館に来たのはすごく久しぶりでした。
ショーの写真を撮るのも忘れて、思いっきりはしゃいでしまいました。
ショーが終わると、もうお昼過ぎになっていました。
時間が過ぎるのがあっという間です。
彼「お昼を食べましょうか。何か食べたいものありますか?」
私「なんでもいいです。」
水族館内にある、レストランで食べることに。
さすがクリスマスイヴだというだけあって、カップルだらけ。
席に座るのに30分も待ちました。
私たちはその間も、お互いのことを話し合っていました。
話題が尽きることはありませんでした。
彼「ユキさんの趣味って何ですか?
僕はゲームと読書が大好きです。
インドア派ですみません・・・w」
私「私もゲームと読書・・・あとピアノを弾くのが好きです。
私もインドア派ですよw」
彼「良かったw
ユキさんのピアノ、いつか聞かせてくださいね。」
何を話しても楽しかったです。
席に座って、一緒に昼食を食べました。
私はサンドウィッチを。彼はハンバーグを。