彼は真面目な優等生.2



2人でいるのはおかしいかもしれないけど…



そんな目で見ないでよぉ…




蒼君―…






「木村君じゃん♪
どーも!」


「……どもっ。」


「ちょっと亜華里と話したくて俺が帰るの待ってたの!」


「…そっか。」



全然納得してないよぉ~



「そんで亜華里に俺の想いを伝えてたの♪」


「…想い??」

「そっ!」

「あっそ。」

「冷たいねぇ…」


「別に。
亜華里、もう暗いから俺送るよ。」



そう言って蒼君は私の手をぎゅっと握った。



……冷たい。


手が…冷たい。



もしかして…


どこかで待ってた???







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