Amy

「美羽が恋する気持ちを邪魔する権利は誰にもありません!ってきっぱりと言って、それから泣きながらバトって、最後には加奈子の母親に勝ったんだって」


「まじで?…」


私はつい、笑ってしまった。笑いながら、涙が出てきた。なんてしょうもない親なんだろう。だから、母親になんてなれないんだよ。そう思った。



…母親になれない?




そうか!母親じゃなくていいんだ。亜里沙は亜里沙。それでいいんだ。
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