真逆★カップル
『ぢゃあ、優磨。明日は服も髪もメイクも全部ウチがやるから。』


弥生は当たり前のような顔をして言った。


『え゛っ!?いーよいーよ!!!いつもの服でいーじゃぬぇか。』


今のあたしの発言に弥生は机を軽く叩いた。


『アンタ自分の格好思い出してみ!!!アレで男が落ちると思う???』


確かにあたしの服といったら....

ジーパンにTシャツそれにパーカーの組み合わせが多い。
それかジャージ


『アレはないでしょ〜。ダカラ、ウチに任せなさい!!!!』


弥生の自信は一体どこからきてるのだろう?


『めんどくせぇ〜』


『あっ!!!その喋り方禁止ね♪』


『はっ!?まぢ!?ないだろ〜』


あたしが勢いよくたったらイスが倒れた


『優磨さぁ〜少しおしとやかになろ〜よ。そんなんぢゃ寄ってくるモンも寄ってこないよ?』


弥生は真顔であたしを見た。
弥生...あたしのコト本気で考えてくれてんだ。


『....まぢ、明日ダケダカラ。』


『そうこなくっちゃ☆ぢゃ、明日、9時に家きてね。おもいっきし可愛くしてあげるカラ☆天才★弥生チャンここに有り!みたいなっ!?』


弥生の巻いてあるポニーテールが激しくピョンピョン揺れた


『すぐ調子こく。』


明日ダケ。


明日ダケ弥生のゆうこと聞いてよ。
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