ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
「あぁ〜あ…
あの優しさは、一体何だったんだろうね〜?バカみたいっ!!」
「やっぱり、先が見える有力な新人には、頑張ってもらいたかったんだよ。」
「仕事のためだったのか〜。何か馬鹿馬鹿しくなってきた!!」
「店長を好きなキャストはたくさん居るよ。」
「やっぱり?みんなに優しいもんね!!思わせ振りなんだよ…」
「それが、あの人のやり方。」
ユッキーは、ハッキリとアサミに言った。
それは、アサミに店長を諦めさせるため。
これ以上、アサミが傷つかないように。
アサミのために、ハッキリと真実を告げたんだ。
「あぁ〜あ。
何か悔しくなってきた!!別に、色恋なんかされなくったって、売上取りますよ!!」
「頑張ってな。」