ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】

アタシは不安な気持ちがあった。


もしかしたら、アタシの過去が邪魔をしている?


それとも、ユッキーの過去が邪魔をしている?


それとも、単純にアタシを大事にしてくれているから?


色んな考えが頭を過る。




10月に入った、ある日。

それは、ユッキーの誕生日だった。



ユッキーは、お客さんからも人気があり、たくさんのシャンパンやボトルが入った。



「ほら、ユッキー!!今日は送りは出なくていいから、浴びるほど飲めッ!!」


「はい。ありがとうございます」


みんなから、おめでとうと言われて、断ることなく酒を飲んでいた。


アタシは、お客さんに付きながらも心配しながらチラチラとユッキーを見ていた。



「あれ、今日はボーイの誕生日なんだ?」

アタシのお客さんが言う。




< 67 / 127 >

この作品をシェア

pagetop