秘密の関係
「まだまだだけどね・・・ハハハハ。」

「・・・」

また沈黙。
まあ、いいか?

やっと7階到着。

急いで降りて彼女を待つ。小走りでやって来る。

「あの、会社はいつまで休みですか?」

「1月5日まで。」

「長いんですね。」

「働いてる方に家族と一緒に過ごして欲しい時期だからね。」

「なるほど。」

「経済、悪くなってますよね・・・。」

「だからこそ頑張らなきゃいけないんだ。」
と話しながら部屋の鍵を開けてもらう。

彼女が先に入って部屋の明かりをつける。
なんの飾りもない部屋、慣れてるけど。

「早く準備しょうか。」

「はい。」
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