ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
アタシは彼を見ずに、産業道路から見える左側をぼんやり眺めてた。

仙台産業道路は、国道4号線・仙台の六丁の目交差点から多賀城、塩竈へと抜ける道路―――――。

途中から高速道路の、仙台東部道路の高架橋と上下に並行してるんだけど、ちょっと首都高みたいで…都会って感じ?

あ……ここかあ……。
この前、大友家の夕飯の話題をさらってた。

スーパー銭湯と映画館、ゲーム、パチンコとかできる複合施設………。

出来て間もない。
ウチからそう遠くないかな~。

しかもココは天然温泉らしい。

温泉、いいよね~♪


「………今度、そこのスーパー銭湯、行ってみるか?」

アタシが何処見てるか、何考えてるか見透かされてるようだった。

「若いのに、温泉好きだもんな~♪おばちゃんくさっ!」

大きな口が更に大きくしてケタケタ笑う。

アタシは餌を詰めたリスのように、ぷーっと、ほっぺた膨らました。
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