ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
「は?」
ちょっ、ちょっとちょっと、何言ってんの?
これじゃあ、4年前のクリスマスイブのトキと何ら変わらないじゃない!!
なーんだ。
やっぱそっか。
そうだよね。
ヒトなんか、そう簡単に変わるワケないじゃん。
ノブは見た目変わっても、中身までは変わってないっ!!
ちょっとでも“オトナになった”とか思った自分が恥ずかしい………。
「なぁ衣理?」
「ん?」
「多分、4年前のクリスマスイブの時の俺を思い出しているんじゃない?でも、違うから。俺………その事で、衣理に言わなきゃいけない事もあるし……………な、頼む!!少し時間くれっ!!」
そう言ってノブは、自分の顔の前にパンッ!!と、掌を重ねて頭を下げてきた。
「……………」
道行く人たちが、ジロジロ見ていく。
まるで、アタシが悪者。
栞たちと抱き合ったトキは、人目なんて気にしなかったのに、今はすんごく人の目が気になる。
ノブは一向に頭を上げる気配がない。
どうしよ………。