2LDKのお姫様
「なぬ、親戚からお肉が大量に送られてきたんですか」



しゅいろの電話は続いていた。



「うん。解った」



………………………



あ!この〈……〉はなんていうかな( ̄〜 ̄;



時間のちょっとした経過です。



数秒後みたいな。



「あのね、大くんちお肉が大量に余ってるから、お裾分けしてくれるらしいですよ」



まったく嬉しそうに話すモノだ。



「やった。肉だ」



ホノカも大喜び。



『…………』



シオリもまさか本当に肉があるとは思っておらず



少し気が抜けた。



5分後……



ピンポ〜ンとチャイムが鳴る。



「来た来た」



何時もは動かないしゅいろが今日は自棄に動く。



「隣に住む頭脳明晰、容姿端麗の大さまが来たぜぃ〜」



肉持参だと対応まで違う。



『…………はぁぁ……』



シオリは呆れてモノも出なかった。






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