2LDKのお姫様
『ねぇ大くん』


シオリが話しかける。


「はい……」


なんだか今日の笑顔は怖い。


取り敢えずコタツに正座する。


『まさかとは思うけど……部屋に女の子を連れ込んだりとかは、してないわよね』


「え………」


なんてコトを聞くのだろうか。


「シオリ先生はね、アンタが浮気をしてないか気になってるのよ」


「そうそう、そしてシオリは大くんと早く厭らしいコトがしたいの」


ホノカが言った。


「え………」


とシオリを見る。


『ち、違うから』


顔を真っ赤にして訂正する。


「シオリはねスタイル良いけど胸は小さいんだよ」


「そう。そしてお尻に……」


と、言い掛けた瞬間


『し…お…り…でしょ』


「あ、間違えました。しおりでした」


ホノカはシオリ弄りが好きだか、怒ったシオリにはかなわない。





< 79 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop