2LDKのお姫様
というコトで
『バッサリ言っちゃって』
頬杖を付きながら微笑むシオリ。
ホノカはというと、ベランダで今にも髪を切られようとしているのだ。
「いや、先輩。少しだけしか切りませんから」
「本当だょね
それ本当だょね」
そんなヒソヒソと
会話をしていると……
『大くん、バッサリよ』
「はい!バッサリ行きます」
「ちょっと大くん!?」
バサ
っと淡色の髪にハサミが入る。
10分後
「本当に切るなんて酷いよ」
ホノカは泣きながら話した。
『いや、案外似合うわよ』
長かった自慢の髪の毛は本当にバッサリ切られてしまったのだ。
しかし
「…………///」
それが本当に似合っていたらしく
大も少し見慣れぬホノカに照れていて
『大くん?』
とシオリの一声にまた
怯えていた。