2LDKのお姫様

「本当はシオリが来るのを期待してたんじゃないの?」



隠すな隠すな。



「違いますよ……///」



図星を突かれた。



「そして、優しく看病してもらって『はい、あーんして』とか期待してたんじゃないの?」



ぐいぐいと押され弱くなる。



「いや……まあ……//」



ベッドの上で照れる。



「いや、でも方法はあるよ。しかもミニスカートのオプション付きで」



パッと、また悪知恵が働き出す。



「……あるんですか」



と大は目を見開いた。



しかし、実は心の中ではちょっと無いなと保険はかけておいた。



「ちょっと耳貸しなさいよ……」



ゴニョゴニョと大に何か話す。



……1分後……



「!…………」



か、完璧すぎる



だろ?



しかし……



だ、大丈夫よ



「じゃあ取り敢えず今日は帰るから明日ね」



「明日……あるんですか!?」



「あるんです!」





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