学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
「……って、片手じゃつけにくそうだなぁ……。桃ちゃんゴムつけるの手伝ってねー」
「ぎゃー!
何言ってんのよ!
ゴ、ゴ、ゴムって!
やめてよ、そういうこと言うの!」
「あ。先に練習しとく? 今持ってるよ」
ゴソゴソと、空いた手でズボンのポケットを探る深町京悟。
「ギャー! こんなところで出すな!
アホ! 変態!」
「はぁ?
何勘違いしちゃってんの?
ゴムって、髪くくるヤツだよーん」
って、取り出したヘアゴムを指でつまんで見せる。
それを見たあたしの頬はカッと熱くなる。
「ムカツク!」
ギューって足をふんづけてやった。
「痛ぇっ」