学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
大声で訴えたあたしの声をさえぎるようにマッキーは咳払いをした。



「あーとにかく。これはオレが決めた罰ゲームなんだから、従ってもらう。
そんなに嫌なら、できるだけ早く鍵を見つけることだ」


「も、もし……見つからなかったら?」


「今日一日は繋がれたまま、だな。
とにかく、ふたりで協力して見つけろ」


恐る恐る尋ねたあたしに、マッキーは当然とばかり、そう答えた。



さらには、白くて細長い輪になった布のようなものを、あたしの頭からかぶせる。


「あ、これもつけとけよ」と言って。



それはいわゆる襷(タスキ)ってヤツで。


そこには【只今、罰ゲーム中でーす♪】とヘタクソな文字が書かれていた。
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