学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
「……プッ。アハハ!」
あたしの体に斜め掛けされたそれを見た深町京悟は、もうたまらないとばかりに体を折り曲げて、豪快に笑った。
「おー! 似合う似合う!
お前、罰ゲームという言葉、似合うなぁ」
マッキーも満足そうだ。
くそぉ……。
こいつら、マジ、コロス。
拳をギュっと握りこむ。
深町京悟とつながれた手錠の鎖がシャラリと音を立て、揺れた。
そう、これは喜劇ではないのだ。
悲劇なのだとあたしは実感した。