学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
彼の息遣いや、熱を感じる。
こうして触れてみたら実感する。
深町京悟は夢の中の王子様とは全然違う。
もっとリアルな……男の子なんだ。
そう感じたとき、
なぜかふいに頭の中に子どもの頃の自分が浮かんだ。
瞬ちゃんに絵本を読んでもらっている、小さいあたし。
あの頃は、いつか本当に王子様が迎えにきてくれる……なんてホンキで信じてたもんなぁ……。
あたしが夢見がちになっちゃったのは、きっと瞬ちゃんのせいだよ。
ねぇ、瞬ちゃん。
あたし、胸の中に芽生えた、この気持ちをどう扱えばいいのか……わからないの。
瞬ちゃん、教えて……?