*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



ケーキ屋さんには特別に早く用意してもらって、翌朝開店前にバースデーケーキを取りに行った。



音を立てないように静かに合鍵で和人のマンションに入る。寝てるかな……。寝てますように。 



リビングには和人の姿はなし。ソッと買い込んできた食材とケーキを冷蔵庫に詰め込んでいると、少しだけ開いてる寝室の扉からスノーがやってきた。



「おいで。ご飯あげる」



小声で話し掛けてキャットフードを出してあげた。



「お利口にしててね」



ご飯を食べるスノーの頭を優しく撫でてあげた。






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