*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「和人にもらったネックレスつけてるよ。私、サクラだよ」
「……うん、続き……」
私だってことを確認したら、掴まれた肩の腕は私の後頭部に添えられた。
寝起きの和人ってかわいい……
ソッと触れ合う唇。
おはようのキス。
初めてしちゃった。
「なんか甘い香り……」
和人の言葉は最後まで聞こえることはなかった。私が唇を塞いだから。
キスを繰り返したまま、首筋に指をあててギリギリに唇を離して口を開いた。
「……今日はね、私が和人にされて嬉しかったことするの。まず印つけていい?」
「へ?」
「キスマーク。どうやってつけるのか教えて?」
………………………。
………………。
「ちょっと待って!?」
和人は一瞬黙り込んで、いきなりガバッと起き上がった。