*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
――ていうか私、
キスマークの付け方分かんないんだけど。
これでいいのかな?
軽く吸って唇を離した。和人の肌には私が初めてつけた薄いキスマーク。
「……薄いけどいっか」
もう少し真っ赤にしてやろうと思ったけど、初めてにしてはうまい……はず……?
和人を見上げようとしたら、私の体は反転。
「わっ……何?」
うつ伏せに寝かされて、横に和人も寝転んでボソッと呟いた。
「あっつ……」
「まだ終わりじゃないよ?」
起き上がろうとする私の体を片手で押さえ付けて、またベッドに押し戻された。
「……っとに。嫌いじゃないけど、本当にサクラの積極的な性格は困る」
「なんでぇ?」
「我慢できなくなるから」
分かってるよ。先週のことがあるから、和人は一時は我慢すると思ってたんだ……