恋文‐コイブン‐勇飛said
「暁おせ‐ぞ!!」

「わりぃッ、寝坊だ!」

「どこいくの?」

「映画♪」

「じゃいこ‐!!」



映画館に向かいながらみんなでわいわい騒いだ。



暁は‥服のこと、一言も言ってくれなかったな‥。

やっぱり、あたしは“女”としては見てもらえない。“友達”として見てるんだ。


「映画見るとき何食べる?」


「俺チョコ!」

「俺ポテチ!」

暁、ポテチ好きなんだ!
覚えとこ♪


「奈美は?」

「やっぱり、クッキーっしょ♪」

「あたしは‥あめかな?なんでも好きだけどね!」


喋ってるうちに映画館につき、お菓子を買ってあたし達が見る映画の部屋へと向かった。


席の順番は、
暁→陽生→あたし→奈美


という順番だ


隣にはなれなかったけど今はこの時間を大切にしたかった。例え席が離れていても、今は楽しい時間を過ごしているから。


そう思ってたから、よかったって思えたのに‥



みんなは“今”を楽しんでるひとと、“未来”を想像してる人に別れてたんだね‥





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