恋文‐コイブン‐勇飛said
別れ―ワカレ―
さようなら暁‥大好きだったよ。




あたしはあなたの視界に入らない遠い所にいきます。




新しい恋を見つけます‥





ゆっくりと扉を開ける、そこには陽生が起きていた。





「勇飛?」


「さようなら、そしてごめんね‥酷い女だったけど‥愛してくれてありがとう、好きになってくれてありがとう‥」


「――!?さようならってどういう意味だよ!!」


陽生が必要以上に怒鳴った



「だから‥好きぢゃないっていってるでしょう?あたしの好きなのは暁。それが承知でやったんでしょ?もう出会わないように、何処かにいく。」



「んだよ‥それ‥。暁も諦めるのかよ?」



「そうだよ、諦めるよ?悪い?」



ガラッ―



ドアの開ける音



「―――ッ暁‥」


暁の姿はジーパンに上半身裸、なんとなくはわかるだろう‥あたしのしたことが。



陽生もまったく同じ格好‥



「嘘‥ついてたのかよ‥?勇飛は好きぢゃないっていったぢゃねーか!!!日向を大事にするっていったじゃねぇ―か!!」



「違う―!!!」



あたしが‥



「あたしが暁を脅したの、暁は悪くないよ」


全部あたしが悪いんだ‥



全て‥だから‥












だからこそ‥静かに離れたかったんだ‥そっと‥誰にもきずかれないように‥









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