好きなんて言えない


「待って!桜田さん…!」


―カラン…


またまたドアの閉まる音。


あの俺様はいったいなんなの!?


もう…わけわかんない。


♪〜♪〜♪〜


突然携帯の着信が鳴る。


ディスプレイには“桜田 潤”。
(バイトすることになりアドレスを教えていたのよ。実は。)


そこには


『なんかお菓子作ってきて。
お前の得意なのでいいから。』
…との文字。


「ど…どういう意味!?」


ホワイトデーにお菓子って…?


―カラン…


「あ…いらっしゃいませ。」


とりあえず今は店番をしなきゃ。
また桜田さんになに言われるかわかんないし。


私は携帯をポケットにしまった。

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