この想いがキミに届きますように
「私は、あなたを息子だと思った事なんて一度もないわ…」



…初めて、俺の目を見て言った言葉がこの一言だった…



その後、頭に血が昇った俺は思いっきり壁を蹴り、部屋を後にした。



全身を突き刺す様な雨を感じながら、ただ足早に歩く……。

これから俺は何処へ行く?


何処へ…



その時ー…



「空っ…!」



キミが俺の名前を呼んだ様な気がした。

…そうだ。

行こう


詩音の元へー…


そして横断歩道のちょうど真ん中辺りのアスファルトを踏んだ瞬間…


ーキィーッ!



一瞬にして浮き上がった体…


ードスッ。


一瞬にして叩き付けられた体…



「ー…っ」



一瞬にして失われた意識……。
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