カクテル 〜カシス〜
なんだか自分の車の助手席は違和感があった。




辺りはほんのり明るくなりはじめていて、気がつけば私はウトウトしていた。




「着いたで!起きとるか?」



マコチャンの声で半分寝かかっていた頭が起きた。


「えっ…あぁ……着いたんだね。」



完全に寝ぼけている私。



マコチャンは車を駐車場に止めると私の腕を肩にのせようとしてきた。




とっさの行動に驚き手を振り払ってしまった。



「なに?」



「お前そんな寝ぼけて運転したら事故るぞ!汚い部屋やけど少し寝てから帰れよ!」



マコチャンの優しさだった。
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