寮生活は秘密がいっぱい☆
それから数日間…。


雄司はあたしと香希の目を見ようとすらしてくれない。


短気な香希は
「あんなやつ、もーしらねー」
何て言っちゃって…
もう…意地っ張りなんだから。




「よっ。未有☆今日どっか寄って帰ろうぜ。」


下校時間。
いつも部活に行くはずの香希があたしのクラスに入ってきた。


「香希部活は?」
「今日休みなんだよ♪」


無邪気に話すあたしたちの横を、雄司は何も言わずに通って行った。
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