リボンの指輪
本当に、軽そうな男の子だ。




「誰ー?」




隣の女の子が、琢磨くんの腕に絡みつくようにしながら聞く。




あたしの手を握る、香織の手に、少しだけ力が入る。




「わり、ちょっと今日一緒に帰れないや」




「えー?」




女の子は、鼻につく声を出しながら、あたし達を睨む。




「明日。な」




「…分かった。じゃ、またねぇ」




女の子は、名残惜しそうに、走り去っていった。




「ちょっと、話があるんですけど…」




「あんた、誰?」




「香織の友達で、塚越陽菜って言います!!」




「その友達が何だよ」




あー、この態度も、誰かさんと似てるわ。
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