リボンの指輪
あたしが頼を、見た目だけで、経験豊富だと思っていたくらい。
それは、幼馴染みだって理解の及ばないところだ。
仕方ない。
「好きな奴は、一回に1人しか作らないって決めてるし。浮気はしない」
「でも香織は……」
「浮気はしてねぇ。でも、違った。何かが」
この琢磨くんが、全て本当なら、いい子なはずなんだけれど。
確かに、香織の友達で、悪い子はいるわけがないんだけど。
「俺の香織に対しての“好き”は、そういう“好き”じゃなかったってこと」
「そういう“好き”って、彼女としての…?」
「幼馴染みでいれればいいやと思ってたのに、香織とは連絡つかなくなるし」
琢磨くんが、苦笑いを浮かべながら、ちらっと香織を見る。
香織もこっちが気になって仕方ないのか、ちらちらと、不安そうに、視線を送ってくる。
それは、幼馴染みだって理解の及ばないところだ。
仕方ない。
「好きな奴は、一回に1人しか作らないって決めてるし。浮気はしない」
「でも香織は……」
「浮気はしてねぇ。でも、違った。何かが」
この琢磨くんが、全て本当なら、いい子なはずなんだけれど。
確かに、香織の友達で、悪い子はいるわけがないんだけど。
「俺の香織に対しての“好き”は、そういう“好き”じゃなかったってこと」
「そういう“好き”って、彼女としての…?」
「幼馴染みでいれればいいやと思ってたのに、香織とは連絡つかなくなるし」
琢磨くんが、苦笑いを浮かべながら、ちらっと香織を見る。
香織もこっちが気になって仕方ないのか、ちらちらと、不安そうに、視線を送ってくる。