蒼い瞳に写るは君
俺は状況を把握するため
隣に居る女の子に
声をかけることにした


『おい』

「なに?」

俺が話し掛けたことに
動揺する様子もなく
普通に返事を返してきた

俺はそのことに
逆に驚いてしまった

「どうしたの?蒼」

この子は俺の名前を
知っていた

『いや・・俺何でこんな
とこにいんだよ?』

「何ボケたこと言ってんの
蒼が話があるからって
連れてきたんじゃない」

『俺が?』

「もう冗談やめてよね(笑)
で、話って何?」



どうやら本当に俺が
ここにこの子を
連れ出したようだな(汗)


話?こんなとこに
二人きりで呼び出したんだから
俺は大事なことを
話そうとしていたのか?



でも仲の良い友達なら
二人きりでもおかしくない


『ごめん。
一回部屋戻ろうか』


違う場所に行けば
何か分かるかもしれない
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