秘密の片思い
「傷つくな~ 俺と愛し合うのはもう嫌なんだ?」


耳をちょっと痛く噛む。


「ふ・・ぁ・・・」


ぞくぞくっとした感覚が身体を走る。


「ち、違う・・・・」


この甘々な雰囲気に愛は付いて行けない。


ブラジルの彼女ともこんな風に?


そう思うと泣きたくなった。


「外に飯食べに行こうか」


郁斗は愛を離して言った。


「う、うん」


< 102 / 646 >

この作品をシェア

pagetop