秘密の片思い
「これから人と会うんだ」


「うん あたしの事は気にしないで」


甘えようとしない愛に郁斗は心の中でため息を吐く。


「送っていくよ」


「大丈夫だよ 郁斗 気にしないで ちょっと街をブラブラしてから帰るから」


「俺も一緒に行きたいな」


「それは無理でしょっ?」


愛は笑い声をたてた。



2人は1時間後、ホテルで別れた。


郁斗は人と会うために車に乗って待ち合わせの場所へ、


愛は駅に向かった。



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