秘密の片思い
トントン


控え室のドアが控えめにノックされた。


「どうぞ?」


愛が返事をするとドアは開いて郁斗が入ってきた。


「郁斗・・・・」


純白な衣装に身を包んだ郁斗にしばし声がでなくなる。


郁斗も同じようで愛を眺めて動かなかった。


「・・・愛、綺麗だ」


雑誌から抜け出したように綺麗に見える。


「郁斗も素敵だよ」


郁斗を見つめていると心臓がドキドキ高鳴ってくる。


郁斗が愛の目の前に来た。


「今日は俺たちの出発地点だな これからよろしく」


そう言って愛をそっと抱き寄せた郁斗だった。



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