秘密の片思い
「郁斗?どうしたの?」


愛がガウンを羽織り後ろに立っていた。


「愛、ごめん 客が来た すぐに追い返すから」


郁斗はエレナが上がってくる前に着替えようとウォーキングクローゼットへ向かった。


後ろから愛は付いて行く。


「お客さん?」


「ブラジルで世話になったオーナーの娘なんだ」


あの子だ・・・。


愛はピンと来た。


「驚いたな・・・」



ピンポーン


今度は玄関のインターホンが鳴った。


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